県央福祉会の研修は現場職員の視点を大切にしていることが特徴です。地域ごと、部門ごとに自閉症研修や保育研修などを開催し、常勤職員、非常勤職員ともに専門性を高める、学びの機会としています。
また、常勤職員は新入職員・管理職・リーダー・入職した年数毎など、階層別に研修を行っています。階層年数毎に期待される役割に応じた、連続的な研修により、スキルアップを図っています。
県央福祉会では他の業界から転職してきた職員も多く、みんな最初は不安ですが、OJT(業務内研修)などで一から学べるので安心です。
また資格取得費用貸付制度も設けています。(対象となる資格は三福祉士をはじめ他多数、勤務継続で費用返還免除あり)この制度を利用し、資格を取得している職員が数多くいます。
その他、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士は国家試験の直前対策講座を実施しています。専門学校や大学の先生をおよびし、間違えやすいところの解説や試験のポイントを講義していただいています。受講料は無料です。また、外部団体が行っている模擬試験も無料で受験できます。
県央福祉会では、業界に先駆けてインターネットを活用したeラーニングを導入し、職員の誰もが・いつでも・どこでも必要な情報を入手し学ぶことができる仕組みを稼働させています。システムのIDは全職員に配布しており、研修受講の機会を少しでも多く持てるようにしています。
法人の事業規模の拡大・事業種の多様化が進むにつれ、職員全員が集合する形での研修だけでなく、インターネットを活用した個別研修を実施しています。また、コロナ禍においては感染予防の観点からも、より積極的に活用しており、階層別研修では一部オンデマンド形式で講義をしています。感染対策に留意した対面での研修も実施し、相乗効果を高めています。
現在は新型コロナウイルスの蔓延に伴い、中止していますが、県央福祉会では海外研修制度があります。渡航に係る費用は一部ないし全額、法人が負担!過去にはベトナム・カンボジアなど東南アジア4か国を、またイタリアやアメリカなど様々な国を訪問、視察研修へ行きました。参加を希望する職員(常勤・非常勤・職種を問わず)に自ら応募してもらい、その中から参加者を選定しています。
平成28年度から行っている実践報告会。これは職員が一年間の間に行った支援や取り組みを報告する場です。コロナ禍以前は当日に会場での投票で最優秀者を決めていましたが、現在はeラーニングのシステムを利用し、オンデマンドでの発表とオンラインでの投票で決めています。オンラインにすることで、より多くの職員が投票できるようになりました。
県央福祉会では研修会用のDVDを作成しています。DVDは販売もしており、内部研修だけでなく外部団体の研修会等でも活用され、好評をいただいております。
例えば人権に関するDVDでは、「行動指針」「身体拘束」「虐待防止」と3つを取り上げています。「悪い例」、「良い例」を元に職員がいままで経験したような場面と照らし合わせて学ぶことができます。悪い例と良い例との間には「考察」を入れており、ただ見るだけでなく、どうすることが適切なのか、日々の自分はどうなのか、振り返る・考える・気づきを得ることができる内容となっております。