県央福祉会の湘南エリアにある、主に精神障がいを抱える方たちの事業所である、かたくりの里での仕事紹介をします。かたくりの里は藤沢市湘南台にある就労継続支援B型事業所です。そちらで副主任として従事する岡田敬介さんの1日に密着して取材してまいりました。(※所属、職種は取材当時のものです)
8:30 [朝礼] スタッフ間でのスケジュール確認、連絡事項の共有などを行います。
8:45 [グループ内打ち合わせ] グループスタッフとの作業内容の確認、利用者さんの情報共有などを行います。
9:00 [利用者さんとの朝礼] 利用者さんの出欠席や今日の作業内容などを確認します。
工業部品の袋詰めやナフキン加工など、利用者さんと一緒に作業を始めます。
状況に応じてスタッフが声をかけたりしながら、作業が円滑に進むようフォローします。
併設されている店舗の開店準備を行います。自社製品のクッキーなどを販売しています。基本的にお店での販売員は利用者の方だけで行っていただいていますが、何かあればスタッフの方でフォローを行えるようにしています。作業状況に応じては一緒にお店に入る事もあります。
利用者さんもスタッフも、一緒に昼食と休憩をとります。利用者さんとの何気ない会話も、大切なコミュニケーションのひとつです。ここで何気なくする会話が、後にその方に対して行う支援の大きなポイントにもなるような会話も聞き取れたりします。
毎日ではありませんが、稀にレクリエーションの一環として、利用者さんと一緒に外食に出かけたり、ここで出来る範囲で昼食作りなどをする事もあります。
13:00 [作業再開] 明日の納品に間に合うよう、午後の作業を始めます。
14:00 [面談] 利用者さんと個別に面談を行います。親身になって耳を傾けることで、悩みや心配事だけでなく、夢や好きなことについての相談を受けることもあります。
15:30 作業終了、利用者さん・職員全員と帰りの集いを行い、利用者さんはここで帰宅されます。検品作業などが残っていれば仕上げます。
17:00 [閉店準備] 店舗を閉店、商品の在庫確認や売上金の集計を行います。
17:15 [終礼] 利用者さんの様子など、その日何か気になったことがあれば報告し、スタッフ間で情報を共有します。
17:30 [退勤] お疲れさまでした。
障がいをもつ人たちのそばに寄り添う気持ちが何よりも大切だと思います。一緒に同じ作業をすることで絆を感じながら、不安や心配事が少しでも解消し、より豊かな生活を送るためにはどうすればいいか、親身になって思考錯誤することにやりがいを感じています。